内容説明
自由を満喫し、優雅に暮らす。洗練されたお手前によって淹れたその一滴は、受け手である客人を日常から非日常へ導き、特別な体験として永く記憶に残す。お茶を喫する時間というのは紛れもなく鏤められた幸福の欠片である。
目次
通仙庵雑記(お稽古事としての煎茶道黄檗売茶流について;煎茶道黄檗売茶流のお手前と日常生活に及ぼす微細な影響について)
続・通仙庵雑記(玉露の愉しみと煎茶の愉しみそれぞれの持つ幸福について;並んだお菓子の教訓について)
新・通仙庵雑記(煎茶道黄檗売茶流に於けるお茶席の設営とその他諸々について)
著者等紹介
通仙庵孝典[ツウセンアンタカノリ]
黄檗宗第五十二代管長渓道元を曽祖父、煎茶道黄檗売茶流々祖通仙庵巽堂を祖父に持ち、1976年6月、二世家元通仙庵弘幸の長男として誕生。幼少期より煎茶道を学び、家元継嗣として、神社仏閣での格調高い献茶式から誰もが気軽に楽しめる季節のお茶会まで幅広い行事を主催し、煎茶道の普及と発展に努める。2006年より画家としても活動、阪急うめだ、新宿伊勢丹など全国各地で個展を開催。2019年1月より黄檗売茶流家元を継承(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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