内容説明
呼ばれるように海を渡り、2年間、世界31ヵ国の路上を歩いた旅人が綴った言葉&写真集。
著者等紹介
須田誠[スダマコト]
34歳のとき、10年間のサラリーマン生活で築いた地位・安定・守りを全て捨て、呼ばれるように世界放浪の旅に出る。その旅の途中、安く売られていた一眼レフを手に入れ、旅人たちに使い方を聞きながら独学で写真を撮り始める。現在までに31カ国を旅し、人物を中心に撮影している旅人・フォトグラファー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪うさぎ
15
須田誠。世界を放浪する写真家、彼は自らを旅人だと言っている。一枚の写真に目が留まる。少し鼻水を垂らした男の子。まん丸な目の玉は、まるで水を讃えた惑星のように輝き、周りの景色をその瞳に映し出していた。彼の写真を見て感じることは被写体との距離の近さだ。気持の距離が近い。1/8000秒のシャッタースピードが瞬間を写し撮る、彼の気持を写し撮る。ボタンを押すだけのシンプルな道具を持って、人と出会い、場所と出会う為の旅……。読み終わって空を見上げると、白いアメリカ大陸がゆっくりと風に流されていた。2014/10/06
ふろんた2.0
9
下北沢気流舎にて読了。「旅はするものではない。呼ばれるもの」という言葉が突き刺さる。2014/02/11
リュウジ
7
ガツンときて衝動買い。写真集。テーマは旅。いや違う。名も知らぬ人との出会い。それも違う。一人の人が世界を歩きその時々の「今」を切り取ったもの。宮殿を背景に遠くを見る女性、キューバ?の美青年、タイ?の子供。「どこでいつ撮影」のキャプは一切なく書かれているのは彼の言葉。例えばバンコクで出会った金髪外国人に何げなく話しかけたエピソード。「どれくらい旅しているの?」「10年くらいかな」。(略)10年くらい旅をしているって?(略)そうか旅とは10年もしていいものなんだ。(引用終わり)人は考え方ひとつで自由になれる。2007/06/02
Lights
2
****☆ 人生に問いかける、上質なフォトエッセイ。道に迷ったら再読すべし。2010/02/02
三崎口@ネットつないだら本格復帰します
1
久々に読んだけど良かった。つくりからしても1600円は安すぎると思う2013/12/30
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