クモの巣と網の不思議―多様な網とクモの面白い生活

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902254020
  • NDC分類 485.7
  • Cコード C0045

内容説明

色々なクモの網や、円網の形や張り方についても解説はしているが、それはこの本の一部。むしろ、クモの行動や生活にとって網がどれほど重要な役割をしているのかを、そして、クモの網がどれほど面白い謎を秘めているのかを伝える内容となっている。

目次

第1部 クモの網 入門篇(クモの巣という誤解;どのクモも網を張るのでしょうか ほか)
第2部 クモの糸とその性質(クモの糸には色々な種類があるのですか;クモの糸はどのくらい強いのでしょうか ほか)
第3部 クモの網がもつエサを取る工夫(不規則網には本当に規則性がないのでしょうか;ジグモは網を張りますか ほか)
第4部 網と糸にまつわるクモのおもしろい行動(クモは生きた虫しか食べないのですか;ヒメグモのシート付き網にシートがない場合 ほか)
第5部 クモの造網行動を観察する(夜間の造網行動の観察;円網の張り方 ほか)

著者等紹介

池田博明[イケダヒロヨシ]
日本蜘蛛学会会員、神奈川県立西湘高等学校教諭。専門はクモの生態と分類(主にハエトリグモ科)の研究。1951年4月山形県生まれ。北海道大学理学部生物学科卒業後、神奈川県立高等学校教諭となる。日本進化学会より2003年度教育啓蒙賞受賞

新海明[シンカイアキラ]
日本蛛学会会員、塾講師。専門はクモの網構造と機能の研究。1952年5月東京都生まれ。早稲田大学教育学部理学科卒業後、東京都の私立中学・高等学校教諭を経て塾講師となる

谷川明男[タニカワアキオ]
理学博士、日本蜘蛛学会会員、神奈川県立七里ガ浜高等学校教諭。専門はアシナガグモ科・コガネグモ科の分類学的研究。1956年9月神奈川県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒業後、神奈川県立高等学校教諭となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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misui

1
網(巣)から見るクモの生態。網というのがミソで、門外漢からすればよくこの一事で一冊成り立っているなというのが正直なところ。ニッチな分野にも関わらずそれなりに愛好者がいて研究が進んでいるのがとても新鮮だった。こういう隙間を縫うような自然科学の分野って独特の面白さがあるなぁ。「クモの網標本」なんて思いもよらなかった。2010/10/05

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