内容説明
小浜逸郎が2001年から約十年にわたり発表してきた文章から、子ども、教育に関わるものを一挙収録。
「子どもという存在について」「メディアから見る子ども」「学校、教育の現場に見る子ども」と、三つの切り口から、現代の子どもたちが直面する問題を論じていく。
2010年2月には、この本と対をなす『大人問題』刊行予定。
目次
1章 子どもを育てるとはどういうことか(「子育て」の本質;遊びと文化;児童の自主性 ほか)
2章 青少年事件報道のゆがみ(ホームレスとヒューマニズム言説;池田小学校事件に思う;被害者の名前・写真の公開を疑う ほか)
3章 学校のメンバーとしての子ども(近未来の教師像;生徒に対する教師の権威を確立せよ;ゆとり教育の失敗がもたらしたもの ほか)