目次
第1章 ヨーロッパ・アメリカの本屋さん図鑑(フィンランド ヘルシンキ―アカテーミネン書店;ノルウェー オスロ―ターナム書店;スウェーデン ストックホルム―アカデミー書店;デンマーク コペンハーゲン―クレインズ書店;エストニア タリン―アポロ書店 ほか)
第2章 オセアニア・アジアの本屋さん図鑑(オーストラリア シドニー―ディモックス書店;ニュージーランド オークランド―ウイットコール書店;トルコ イスタンブール―ロビンソンクルソー書店;インド ムンバイ―ナカランダ書店;スリランカ コロンボ―レイクハウス書店 ほか)
著者等紹介
能勢仁[ノセマサシ]
1933年千葉市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業・高校教師を経て多田屋常務取締役、ジャパン・ブックボックス取締役(平安堂FC部門)、アスキー取締役・出版営業統轄部長、太洋社勤務。1996年ノセ事務所を設立。書店クリニック・出版コンサルタントとして全国の書店の再生に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やも
83
電子書籍やネット販売の流通力等、書店が生き延びるのは大変な苦労だ。海外の本屋さんには本屋活性化のヒントがある、のコンセプトで作られた1冊。写真つきで50の書店が紹介されているが、国毎の特色が面白い!本屋さん大好きなので、興味深く読んだ。この本には載ってなかったが、台南の本屋さんは素晴らしかった。20畳以上はありそうな広さの靴を脱ぐ小上がりがあって、そこでゆっくり立ち読み(座り読み?)出来るのだ。日本で買うと5000円オーバーの台湾タイルの本を、現地で1500円くらいで買えたのもいい思い出。★42022/10/07
ポップノア♪@読書超絶停滞中
66
今まで48カ国、700店以上を廻った著者さんの書店愛溢れる1冊。本屋にも国民性が色濃く出ています。イタリアは世界遺産に関連した美術書が多い。ドイツは書店にもマイスター制度があり、国内の売上げは6:4でアマゾンを追い抜く。タリア書店の細長い楕円形(舟形)の平台等、創意工夫を凝らしてドイツ国民に愛されているのが解る。1番の驚きはフロアの半分が教科書と問題集というヘルシンキ。流石学力世界一のフィンランドです。日本の業界は先細りだけどコンテンツの豊富さで海外では人気とのこと。その恩恵を本屋さんも享受できればなぁ。2022/05/22
ヒデミン@もも
45
能勢さんは、これまでに48ヶ国700書店を訪れたらしい。なんとも羨ましい限り。この本に45カ国50書店が紹介されている。この先訪れることもないだろうと楽しませてもらった。昨年訪れた台北の誠品書店信義店が紹介されていて嬉しかった。村上春樹さんの本がセールで山積みになっていたのが印象的だった。文字が読めなくてもなんとなく旅先で書店を覗いてしまう。文具や雑貨とかも並んでいて楽しめる。2016/09/14
b☆h
36
読友さんきっかけで知れた本。世界の本屋さんをカラー写真と文章で教えてくれる。並べ方やお店の雰囲気が違っていて面白い。旅行で行った時は寄ってないけど、その国らしさがちゃんとあって、旅先の風景も蘇ったのは意外な収穫だった。特に好きだったのはトルコ《ロビンソン・クルソー書店》の外観と、ポーランド《エムピック書店》の棚並びや内装。初めて行く本屋さんの並びとか新鮮で好きなのに、最近同じとこばっかりだったなぁとも気付けた。やっぱり本屋さんの雰囲気、好きだなぁ…2023/05/17
わむう
29
アメリカの本屋さんにはループ、リーディングライト、文鎮やブックボックスなど読書サポートグッズが充実しているそうです。スリランカにはレファレンスコーナーもあるとか。いろいろ勉強になりました。2021/03/09