内容説明
人と地域から求められる書店とは?若手社員が語る“取次で働く理由”、本を通じたコミュニケーションのあり方、学術出版と大学市場はどこへむかうのか、雑誌の新たな「作り方・売り方」を考える。
目次
第1部 本の学校・特別シンポジウム2014春記録集(街の本屋と図書館の連携を考える)
第2部 本の学校・出版産業シンポジウム2013記録集―テーマ:転換点で考える本をつたえる仕事のこれから(人と地域から“求められる書店”とは?;若手社員が語る“取次で働く理由”;本を通じたコミュニケーションのあり方;「学術出版」と大学市場はどこへむかうのか;雑誌の新たな「作り方・売り方」を考える)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田一史
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日販『書店経営指標』によると平均的な経常利益率0.5%、年商10億円以下の書店は最終利益が赤字。という現実。小学館『和樂』計画販売制の実験では仕入れ正味67%(通常は77%)、返品正味は10%の歩合入帳で57%で半年やり、①部数回復②収支改善、売上率55%→75~85%にというプラス面と、①書店マージン増えるが歩合入帳がネックで仕入れ控えが生じ客注のみ対応も②実売が上がっても取次申込数は控えめ③売上増えても店舗補充見られず。時限再販でも値引販売定着せずというマイナス面あり。という事例紹介が興味深かった。2015/06/03
スマ
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業界最先端2015/03/24
nem-nem
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自分がその業界にいない限り聞けない、書店や出版社、取次の方々のリアルな話が聞けてよかった。 わたしたちは、本を買ったり借りたり、そのときの気分や都合で選ぶけれど、これが仕事となると戦略が必要だ。しかも現代はネット社会。買わなくても必要な情報は簡単に得られるから、提供する側にも今の時代ならではの工夫が求められる。いろんなチャレンジをしてほしいなと思う。 ヴィレッジヴァンガードの菊池代表取締役会長が、(何年前の本でも)お客さんにとっては「出会ったときが新刊なんですよ」と言っていたのが印象的だった。2014/10/14
tikki1208
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本に携わる職業の人々が集ったシンポジウムの記録。10年近く前ではあるが今でも通ずる話が多々あった。色々な人が踏ん張りながら出版業界を支えているのが分かる。2023/09/28