内容説明
食料自給率を高めると国民の生活は豊かになるのか。経済学の立場から矛盾に満ちた食料自給率に一石を投じるグローバル化時代の食料自給論。
目次
第1章 食料自給とはなんだろう
第2章 輸入食料は悪なのだろうか
第3章 なぜ食料自給率だけが問題とされるのだろう
第4章 飢える途上国と世界の食料事情、そして日本
第5章 農業大国・中国とどのように付き合うか
第6章 誰のための「安全」なのだろう
第7章 最適食料自給率とその実現に向けて
おわりに 食料自給率という幻を追いかけてはいけない
著者等紹介
茂木創[モテギハジメ]
拓殖大学政経学部准教授。専門は国際経済学。1972年群馬県生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。日本経済学会、日本国際経済学会、アジア政経学会、日本マクロエンジニアリング学会(副理事長)ほかに所属。第24回高橋亀吉記念賞佳作(2008年)、第5回日本貿易会賞優秀賞(2010年)ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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