内容説明
満州国少女使節、満州国協和会使節、日本学童使節…子どもによる日満親善交流は侵略を正当化する世論効用への文化侵略の手段として子どもや女性が国民レベルで利用されていく。その形成を担ったメディアの役割を問う。
目次
序章 近代的子ども観とメディア
第1章 満州事変と排外熱―純粋無垢な子どもの利用
第2章 満州国建国と少年・少女、女性の役割―満州国少女使節と協和会女性使節
第3章 小学生による日満親善の試み―満州国承認と日本学童使節
第4章 満州国と少女・少年―日本学童使節のイベント化とその政治的利用
第5章 ある軍国少年の誕生とその後―東北代表学童使節松岡達とその時代
第6章 『少年倶楽部』と学童使節―軍国少年・少女誕生の背景
終章 軍国少年・少女の誕生
著者等紹介
是澤博昭[コレサワヒロアキ]
大妻女子大学博物館准教授。博士(学術)。専攻は、児童文化史、人形玩具文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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