内容説明
対立から接近へ―かつてなく緊密な中国と韓国は、北朝鮮との関係をどう調整して今日の蜜月を迎えたのか。転機となった中韓国交正常化を、中韓「民間外交」と中朝「党際外交」から解明した、中国側による画期的分析。
目次
第1章 中国の対朝鮮半島政策における「二元構造」(中国外交における「国家間外交」の重視;北朝鮮との「党際関係」の強化、持続;「平和共存五原則」の対韓外交への適用)
第2章 「人道外交」の展開と非公式接触の開始―中国朝鮮族住民の韓国への里帰りを中心に(韓国の北方政策と対中関係改善の模索;〓(とう)小平の復活と対韓政策の転換
中国の対韓接近と「里帰り交流」の実現
非政府間交流の拡大とその意義)
第3章 「スポーツ外交」の展開と公式交流の拡大―中国のソウル・アジア大会への参加を中心に(中国の対外経済戦略の見直しと対韓経済交流の促進;全斗煥政権の北方政策と「政経不可分」原則;「スポーツ交流」の公式化)
第4章 「民間経済外交」の展開と外交チャンネルの構築―民間貿易代表部の相互設置を中心に(「沿海地区経済発展戦略」と中韓直接経済交流の開始;交渉レベルの格上げと交渉の中断;台湾外交攻勢の拡大と民間貿易事務所相互設置の合意)
第5章 南北朝鮮の国連同時加盟と中韓国交正常化(南北朝鮮の国連同時加盟への中国の支持;中韓国交正常化と政治外交関係の樹立;中朝党際関係の維持)
著者等紹介
林聖愛[リンセイアイ]
中国・中央民族大学世界民族学人類学研究センター専任講師。1979年中国吉林省生まれ。中国・延辺大学大学院国際政治学科修士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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