内容説明
私立小学校の“お受験”はいつから始まったのか?私学一貫教育の完成、子ども中心の自由主義的なカリキュラム、都市新中間層の勃興…入学志向と入学選抜。“お受験”問題の歴史的原点がここにある。
目次
序論
第1部 私立小学校の入学志向と存廃条件(私立小学校の誕生と存続条件;私立中・高等教育機関の動向と併設の小学校への影響;私立小学校・入学家族の教育戦略;淘汰された私立小学校)
第2部 私立小学校の入学選抜メカニズム(入学選抜考査の導入;“目に見えない入学選抜考査”における能力と評価;入学選抜考査と家族・子ども;入学選抜考査の陰謀?)
結論
著者等紹介
小針誠[コバリマコト]
1973年福島県生まれ(栃木県育ち)。1997年慶應義塾大学文学部卒業(教育学専攻)。2003年日本学術振興会特別研究員(PD)。2005年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育社会学専攻)。博士(教育学)。現在、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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