内容説明
日本の家族は親子一体性を重んじ家族一緒に寝る習慣があると論じたW・コーディルらの研究に触発され、20年の歳月を費やした研究の集大成。家族の寝方を、同室隣接寝・同室分離寝・別室寝、母親中央型・父親中央型・子ども中央型、親子別室・父親別室などに分類し、子どもの成長や数の増加に伴ってどう変化するか、そこに家族の情緒関係やコミュニケーションと子どもの心の育ちがどう関わっているかを考察した。
目次
序 本研究の意義と課題
1 就寝形態と家族関係のダイナミズム
2 就寝形態ときょうだい関係
3 就寝形態・家族関係と幼児期の発達
4 就寝形態・家族関係と夫婦の親密性
5 就寝形態と家族の情緒構造
著者等紹介
篠田有子[シノダユウコ]
神奈川県生まれ。1966年東京大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程単位取得。専攻、教育社会学。1974年より3年半米国在住。小平記念日立教育振興財団家庭教育研究所教育研究委員を経て、日本女子大学講師、東京都武蔵野市教育委員
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