出版社内容情報
自殺した友人の遺稿を整理するために屋根裏部屋にこもった主人公がみいだすカオスと深淵。ベルンハルト中期の傑作。
内容説明
静かな狂気が渦巻き、すべてが崩壊をあらわにする目眩く言葉の迷宮。推敲し、推敲し、推敲する。書くことによって故郷を乗り越えようとした男のおそるべき悲喜劇。
著者等紹介
飯島雄太郎[イイジマユウタロウ]
1987年生まれ。京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。出版社勤務を経て、現在京都大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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