内容説明
「聴き合う関わり」から「学び合う関わり」へ、そして「協同の学び」による「背伸びとジャンプのある学び」へ。この筋道を獲得することによって教師は、「一斉授業」の呪縛から自らを解放し、「協同的な学び」を創造することができる。本書は、「学び合う学び」によって進行する教室の静かな革命を、「一人ひとりの子どもの学び」の事実に対する細やかなまなざしと学び合う関わりを支える教師の確かな洞察によって見事に描き出している。今教師に必要なものは授業改革のヴィジョンであり、実践的見識に支えられた方略である。
目次
1 つなぎ合い、学び合う教室(「学び合う学び」に挑む教師たち;「学び合う学び」への転換)
2 聴き合う美しさ、つながり合う深さ―「あとかくしの雪」の授業を通して(この授業との出会い;授業記録から、子どもたちの「学び合い」をよみ解く ほか)
3 子どもの読みが教師の読みをこえるとき―「海の駅」の授業を通して(この授業との出会い;授業記録から、子どもたちの「学び合い」をよみ解く ほか)
4 つながりの危機感をこえて―「あとがき」にかえて
著者等紹介
石井順治[イシイジュンジ]
1943年生まれ。三重県内の小学校で主に国語教育の実践に取り組むとともに、氷上正氏(元・神戸市立御影小学校長)に師事し「国語教育を学ぶ会」の事務局長、会長を歴任する。その後、四日市市内の小中学校の校長を努め、2003年3月末退職。退職後は、佐藤学氏と連絡をとりながら、各地の学校を訪問し授業の共同研究を行うとともに、「東海国語教育を学ぶ会」の顧問を務め、「授業づくり・学校づくりセミナー」の開催に尽力している
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感想・レビュー
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