内容説明
お釈迦さまの智慧に学べば子育てはここまで楽しくできる!子供は、私の「何者」でもありません。子供は社会人なのです。一番立派なのは「地球の一人の人間である」という風に育てること。それができるなら、すごい人間になるだろうと思います。「あなたは地球に生まれてきた。地球の一員である。地球のおかげで生きているのだから、地球上の人に対して、地球上の生き物に対して、果たさなくてはいけない仕事がいっぱいあるんだよ」ということを教えてあげることができれば、それは一生役に立つのです。
目次
第1部 親の仕事はこんなに楽しい(両親は最初の先生;子供は大学;楽しく子供を教えよう;子育ての秘訣 ほか)
第2部 小学三年生からお坊さんへの質問(私は何のために生まれてきたのですか?;今何をすればいいのですか?;今はどんな生活をすればいいのですか?;今の人気があるのはなんでですか? ほか)
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ][Sumanasara,Alubomulle]
1945年スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で教鞭をとった後、招聘されて来日。現在、日本テーラワーダ仏教協会の長老として、瞑想指導・説法・経典勉強会・講演会・機関紙『パティパダー』監修・著書の執筆など多方面にわたる仏教活動を行う。NHKテレビ「こころの時代」出演。朝日カルチャーセンター(東京)講師としても活躍中
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感想・レビュー
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kazu_tea
6
「しからない、せかさない、求めない」を読んでいて思い出したので再読。子供がお腹にいる時、無性に仏教系の本が読みたくなって図書館から借りたり買ったりして読みあさっていました。この本は、その頃に買った本の中の1冊です。"子供は私の私物や財産ではなく自由な人間であって、自由にさせてやることが親の仕事なのだ。"という事や "子供は大学です。子供は親に色々な課題や研究テーマを出してくるもだ。子供を大学だと思って接すると、かなり頭を使うし、やり甲斐が感じられる。"という事など、親としての心構えの根本を学びました。2013/02/15