内容説明
劇場の定義を大きく変えた社会包摂と幸福経営のレジェンド、待望の書。
目次
序章 カキの森の文化政策
第1章 集客から創客へ―マーケティングから「物量信仰」を引き剥がす
第2章 文化芸術の社会包摂機能による社会的存在価値の成立と国民的認知へ
第3章 芸術的価値と社会的価値の好循環が、盤石な経営基盤と「自走化」の実現可能性を構築する
第4章 愛好者に限定するマーケットを「社会的価値共有の親密圏」で上書きする
第5章 「人間の安全保障」としての文化芸術、その拠点施設としての「人間の家」のマネジメント
著者等紹介
衛紀生[エイキセイ]
1947年東京生まれ。早稲田大学中退後、虫プロダクション企画演出課に勤務。ほぼ同時に演劇批評家として雑誌『新劇』等に連載を始める。70年代後半、山崎哲、渡辺えり子、北村想、竹内銃一郎らをいち早く評価して「第三世代」のネーミングマスターとなる。80年代後半からBSエンターテインメント・ニュースの演劇キャスターを務め、93年に地域演劇の振興と演劇環境の整備を目的に舞台芸術環境フォーラムを設立。早稲田大学文学部講師、県立宮城大学事業構想学部・大学院事業構想学研究科客員教授を経て、2007年4月に可児市文化創造センター館長兼劇場総監督就任。2021年4月より可児市文化創造センターシニアアドバイザー兼まち元気そうだん室長に就任。文化経済学会“日本”顧問、東京藝術大学演奏芸術センター非常勤講師、岐阜医療科学大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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