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内容説明
特定の場所や主題を否定する言葉「Atpic」。しかし展覧会を開催するためには特定の「Site」が欠かせない。その矛盾を両立させるための様々な実験を必要とする「現場」に向けて、「Art」との造語「Artpic」へと視線を変換することで、美術と美術批評の現在を問う。
目次
1 cityscape―都市のなかのアート(国際展とは何か―横浜トリエンナーレの光と影;都市とアートのリノベーション―六本木の場合 ほか)
2 mediascape―メディアのなかのアート(一九七〇年―大阪万博とインターメディアの空白;メディアートにおける身体表現 ほか)
3 omniscape―精神のなかのアート(アウトサイダー・アート;書かれざる伝記―転倒する草間彌生の「自己消滅」 ほか)
4 modernscape―モダニズムのなかのアート(モダニズムのエアポケットから;ネオ・プラスティシズム―新造形主義の夢想 ほか)
5 humanscape―作家論とその周辺(印象批判への賭け―加納光於の物語性をめぐって;「サイト・グラフィックス」の「魔術」 ほか)
6 technoscape―メティエのなかのアート(物質と身体―現代美術における「手」の問題;彦坂尚嘉の“線描性” ほか)
著者等紹介
暮沢剛巳[クレサワタケミ]
1966年、青森県生まれ。評論家として、美術・建築・デザインなどを対象に執筆や翻訳活動をおこなう。武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、首都大学東京非常勤講師。2010年4月より東京工科大学デザイン学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。