内容説明
コミュティ・アーツのパイオニア、ロバート・ガードの自伝的著作。「我々は、すべての人に創造的な人生が開かれるよう努めなければならない。学校で、コミュニティで、農場で、都市で…たぶんバーや居酒屋でも。今や芸術は町の中にやって来なければならない。それは我々がやらなければならない次の大きなアメリカの仕事なのだ」。このような信念を持ち、自分の住む地域の人々に、創造的な演劇によるコミュニティづくりの夢をもたらそうとした彼の生き様は、あとに続く人たちにとって大きな心の支えとなり、また大切な示唆を与えてくれるだろう。
目次
1 地域への思い
2 カナダのフロンティア
3 州境
4 ウィスコンシン・アイデア・シアター
5 地域の肖像
6 建州百周年の幕間劇
7 グラスルーツ・シアター
8 文化とコミュニティ
9 農村作家たち
10 触媒作用とリーダーシップ
著者等紹介
ガード,ロバート[ガード,ロバート][Gard,Robert]
1910年生まれ。1945年よりウィスコンシン大学マディソン校教授(~1981)。ウィスコンシン・アイデア・シアターを創設し、ディレクターを務める。演劇、ウィスコンシンの歴史、民間伝承を主要テーマに、生涯に40冊を超える書物を著す。1992年没
秋葉美知子[アキバミチコ]
1953年愛知県生まれ。一橋大学経済学部卒業。(株)パルコSP局、雑誌『FMステーション』編集部、(株)西友宣伝企画部、マーケティング情報誌『アクロス』編集長などを経て、1996~1999年、近畿大学大学院産業技術研究科博士後期課程(造形学専攻)にて「地域づくりとデザイン・芸術」をテーマに研究。同大学院満期退学。以後、アメリカのパブリック・アート、コミュニティ・アーツを中心に調査研究を続けている。2002~05年、福岡県星野村の(財)星のふるさと専務理事。現在、活水女子大学文学部現代日本文化学科特別専任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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