出版社内容情報
<主要目次>
そして現代美術のバスは行く ― 序にかえて
モダニズムとその公衆
フリードからグリーンバーグへ ― モダニズムの条件
「美術季評」八題 ―『武蔵野美術』誌(一九九七年春~九九年冬)における
シェイプト・カンヴァスから遠く離れて ― 朝比奈逸人の不定形絵画
キッチュの淵の絵画 ― セゾン美術館のアンゼルム・キーファー
暗い部屋 ― 歴史的インスタレーションの帰趨
作品のかたち ― 坂本龍一「LIFE」考
映像のネクロフィリア
忘却の効用 ― 浅田彰×磯崎新の『ユリイカ』誌上での対談をめぐって
絵画(論)にかえて ― 岡崎乾二郎『ルネサンス 経験の条件』を批判する ほか
<著者略歴> 上田高弘(うえだ たかひろ)
一九六一年
大阪府生まれ。東京造形大学造形学部美術I類(絵画)を中退後、芸術学(美術史、美学、批評)に転じ、最終学歴は東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(芸術学)満期退学。代々木ゼミナール講師、東北芸術工科大学美術学部助教授を経て、現在は立命館大学文学部教授。
書籍としては、グリーンバーグ『グリーンバーグ批評選集』(藤枝晃雄編訳、勁草書房)、アーナソン『現代美術の歴史』(美術出版社)、エドワード・ルーシー=スミス『20世紀美術家列伝』(岩波書店)への共訳者としての関与はあったが、それら翻訳も含めて、単独によるものは本書が初となる。
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- 和書
- 酒と人生の一人作法