秋の思想―かかる男の児ありき

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秋の思想―かかる男の児ありき

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901998956
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0095

内容説明

中世、近代、現代―時代の境界“秋”を、情と志に生きかつ死んだ“人”。知の玩弄物と化した“思想”に“理想”を追い求めた孤高の思想家の絶筆。特別附録・吉本隆明「転向論」批判(50枚)。

目次

1 中世武将の情と義(源実朝―その優しさと勁さ;楠木正行―その「情」と「義」)
2 江戸の芸術家(近松門左衛門―その勇気と自覚;伊藤若冲―あらゆる生き物、命の美を描く)
3 江戸の秋 維新の哀歓(小林清親―追憶と哀愁の浮世絵;栗本鋤雲から『夜明け前』へ;成島柳北の『柳橋新誌』)
4 戦後文学の輪廻転生観(三島由紀夫の輪廻転生観;深沢七郎の輪廻転生観;遠藤周作の輪廻転生観)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドクターK(仮)

4
歴史は通常、勝者による勝者のための物語として語られ、華々しい側面が強調されがちである。しかし著者は、そうした歴史観には与せず、歴史上の(特に敗者側の)人物における、「人」としての生き様、死に様に着目する。ここで取り上げられている人物は、往々にして勝ち負けや損得を度外視し、己の信念を貫こうとする。その思想や行動を単に不合理なものだと感じるのなら、それは近代的な価値観にどっぷりと浸かっている証拠である。彼らの生き様には、近代的価値観では測ることのできない、しかし人として失ってはならない何かが宿っている。2017/05/13

まるち

1
中世から現代までに、自らのなすべきことを自覚し、世間の栄誉に迎合せず「自在」に生きた人物について描く。文書だけでなく和歌や漢詩などを用いて人物の生き様に迫ろうとする描き方は、科学的に歴史を実証するという手法とは一線を画する。その上で、現代の歴史認識や人としてどう生きるかについて、考えさせられる内容。科学的な歴史認識で人の「情」を捨象するのではなく、その点についてフォーカスし、現代での新たな歴史観の構築すべきで、現代のように世間の栄達のみを欲するのではなく、自分のなすべきことを自覚し生きることが重要である。2020/05/03

おじぃたま

1
生と死について考える本。志と情を持って生きる男はどうしても死に向かっていかなければならない時がある。誰かを守るために自らを犠牲にしたりする。逆に、死んだ者が貫いていた志を生きているものが継げば、魂は生きることになる。生は死に向かい、死は生きようとする。このような死生観を持つ故人たちのお話。2018/11/27

0
すごい面白い本。著者が好きな日本の男列伝。個人的には明治維新後隠居した幕臣3人が印象的だった。日本が何を見失ってるか、分かると思う。2022/10/24

愛希穂

0
後で2012/11/13

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