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内容説明
聴取率100%と言われた「日曜娯楽版」、夢声と金語楼の「こんにゃく問答」、最長寿番組「のど自慢」「紅白歌合戦」etc…NHK放送は、この男たちが作った。2・26事件、太平洋戦争、GHQ占領下、テレビ放送開始―激動の時代をラジオ・テレビ放送の制作現場から見た“昭和歌謡史”。
目次
滝川事件と採用試験
昭和9年愛宕山に初登頂
娯楽番組の編成助手に
未完成の交響楽
愛宕山昭和10年組の群像
二つの副業―時事川柳と新劇演出
佐藤千夜子の「いちばん星」
N次長からの呼び出し
ラジオ局の二・二六事件
日中戦争と国民歌謡〔ほか〕
著者等紹介
丸山鐵雄[マルヤマテツオ]
明治43年兵庫県芦屋市にジャーナリスト丸山幹治の長男として生まれる。政治思想家の丸山眞男は実弟。京都帝国大学経済学部卒業後の昭和9年、現NHK入局。おもに歌謡番組の制作に携わり、娯楽性と諷刺精神を融合させた番組を多数企画制作した。占領下に痛快な社会諷刺で絶大な人気を博したラジオ番組「日曜娯楽版」のプロデューサーであり、テレビ放送開始以来の最長寿番組「のど自慢」の発案者。ラジオ全盛期からテレビ放送初期にわたり放送の黎明期を盛り上げた立役者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bapaksejahtera
11
三木鶏郎の評伝で、戦後の日曜娯楽版場面で頻繁に登場する丸山鐵雄の著。雑誌掲載原稿を纏めた本の由。昭和9年に京都大学を出て成立間もない日本放送協会に入る。就職難の時代に親の七光りとはいえ恵まれたスタートである。直後2・26事件や唯一の放送機関と軍部の関係など、現場ならではの生々しい話題は面白い。労働組合の闘士として20日のストライキに関与する等、私も知らない話があるが、コチコチの左翼というよりは、流されて動く当時らしい普通の日本人のようで、強くは責められない気はする。しかしNHKというのはいい給料なんだな。2025/04/06
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