歳月なんてものは

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901998826
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

あざやかに輝いているからこそ、せつない。久世光彦が遺した幻のエッセイ42篇。

目次

1 鮮やかな人たち(私を泣かせた柄本明;静かに変わった小泉今日子;帽子の岸恵子;樹木希林;美しい男 ほか)
2 本と少年幻想(蚊帳の中の半七;花物語;予言書としての「堕落論」;花ざかりの森;藏の中 ほか)

著者等紹介

久世光彦[クゼテルヒコ]
1935年、現東京都杉並区阿佐谷生まれ。富山県富山市で少年期を過ごす。東京大学文学部美学美術史学科卒業後、ラジオ東京(現TBS)に入社。演出家・プロデューサーとして「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」「ムー一族」など数多くのテレビドラマを手がけ、1979年退社。のち、カノックスを設立。1992年「女正月」他で芸術選奨文部大臣賞を受賞、2003年「センセイの鞄」が文化庁芸術祭優秀賞作品となる。作家としては、1987年に『昭和幻燈館』でデビュー。1993年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、1994年『一九三四年冬―乱歩』で山本周五郎賞、1997年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『蕭々館日録』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

28
2006年に亡くなった久世光彦のエッセイ集。前半は仕事を通して関わった人たちとの交遊録。後半は映画、本や想い出話など滋味溢れるエッセイで校正されている。テレビというメディアの黄金期に活躍された著者、最近のテレビドラマを観たとしたら嘆くのではないかと感じた。2014/07/04

nonpono

9
久世光彦の死後に出されたエッセイ。「鮮やかな人たち」と「本と少年幻想」の章で成り立つ一冊。見かけない版元だと思ったが、作家の辺見じゅんが作った幻戯書房なんですね。久しぶりに読んだ久世光彦の流れるような美しい文章。「もしその日、私が涙壺を持っていたなら、私の涙は映写機の青い光を受けてキラキラ輝いていただろう。それはたぶん、私の生涯でいちばんきれいな涙だったに違いない。」久世光彦から教わったもの、クリムトの絵、向田邦子、小林薫と田中裕子、昔の日本の歌。まだまだ読みたかった。そしてその文章に酔いたかったのだ。2023/06/18

みつ@---暗転。

5
*** 前半部の「鮮やかな人たち」よりも、やはり後半部にあたる「本と少年幻想」に興味が向いた。前半部では文人としてよりも演出家としての久世氏が見られる。昭和を代表するような俳優について語られる度に、インターネットで画像検索をしている自分に少々失望した。時代格差を感じるのは、自分にも自身の時代がつくられたからか。後半部に収められた、媚薬たる花物語と幻想の中の少女たち、老少年ジャン・コクトーとの出逢い、戦争体験と感じた火の美しさ、映画への耽溺などは、特に興味深く読んだ。現実と幻想は、同じ土俵にあるのだろう。2013/08/29

takao

3
ふむ2024/12/13

冬薔薇

3
昭和10年頃のまだ薄闇の残っていた穏やかな時代をいとおしむ。体が弱く本に埋もれていた少年時代、富山に疎開していたころの思い出。後に小説になる原石がいくつもあった。「鮮やかな人たち」は当時のテレビ場面が鮮やかに浮かび上がる。昭和という響きじたいが懐かしく切ない。2016/07/19

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