内容説明
“斜め”からの文化継承があるからこそ、さまざまな人にチャンスが与えられて、世界が面白くなる。歴史、そして文学や映画など芸術作品にみる“世界のおじ・おば”大全。
目次
第1章 おじさん・おばさん考現学(おじさん・おばさんの文化人類学;おじさん・おばさんと友愛;アヴァンキュレート―ヨーロッパ中世のおじさん)
第2章 大いなるおじさん・おばさんたち(ゴッホのおじさん;ストラヴィンスキーのおじさん;ロダンのおじさん・おばさん ほか)
第3章 おじさん・おばさん一〇〇人(叔父ドガ;叔父の教訓;美しきミュンヒェンの世紀末 ほか)
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京生れ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。出版社勤務を経て、現在、美術、映画、音楽、都市論、華道、小説など幅広い分野で執筆をつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ろくしたん
2
参考資料の数に驚く。面白い視点の文学(映画もある)研究。古典から中世の話まで出てくる。海野弘さんの興味が赴くままに。なんでおじさん・おばさん論なんだろう。文学作品にとりかかる動機としても十分。親子とも違う関係性は、より想像力の幅を広げてくれる気がする。2019/12/16
月華
1
図書館 2011年4月発行。帯に「〈世界のおじ·おば〉大全」と書かれていました。考現学。実在の人物のおじさん、おばさん。文学や映画などのおばさん、おばさん。最後に著者の伯母さんに触れられていました。2025/05/06
yyrn
0
古今東西の名著の中に登場するおじさんやおばんさんに関する記述を丹念に拾い集めて紹介してくれる、なかなかに面白い本。親子のような直系ではないけれど血の繋がる「斜めの関係」は、マイナス面は受け入れずに済み、イイ面だけを受け入れることができる、なかなかイイ関係なんだとか。読むと納得できる。 2013/04/20
さ ぼ
0
タイトルが、誤解を招くような…。歴史上の人物、小説・映画の登場人物の「おじ・おば」についての考察です。取り上げられている本が読みたくなる、読書のエンジンを温める一冊。2013/01/19
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