ビームス戦略―時代の変化を常に先取りするマーケティングとは

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569633732
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0034

内容説明

ビームスは、1976年の創業以来、時代にミーハーなポジションを確立しながら、常に第一線に位置し続けてきた。これは、浮沈の激しいアパレル・流通業界にとっては、稀少性の高いことと言える。変わらぬ理念を貫きながら、確実に量と質のレベルアップを遂げてきたのだ。本書では、広義のファッションの視点から、時代の風俗・文化をリードしてきたビームスに脚光をあてて、ファッション・マーケティングの視点からまとめることを試みた。ビームスという企業を通して描いた、70年代から今にいたる、そして近未来までを射程範囲に入れた、「私なりの市場トレンド分析」のストーリーである。

目次

1章 時代にミーハーな企業(時代にフィットし続けるミーハーさ;時代の空気を読む ほか)
2章 空白の九〇年代をどう乗り切ったか(「参謀」の離脱と組織の進化;コーディネートではなくブレンド ほか)
3章 モノではなく良質な欲望をデザイン(ライフスタイル想定からファッショントレンドはできる;独特の編集能力を持つ東京ファッションへの注目 ほか)
4章 生活者の視点に立った流行を発信(時代のベクトルは変わってきた;ライフスタイルを提案できる世界観を持っているか ほか)
5章 フラットでやわらかい組織体(社長と現場の距離が近い組織体;「好きだからやる」が実のある仕事に ほか)

著者等紹介

川島蓉子[カワシマヨウコ]
伊藤忠ファッションシステム株式会社マーケティングマネジャー。1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。1984年伊藤忠ファッションシステム入社。ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析する会員制クラブ組織にて、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの会員企業と異業種ネットワークを組み、レポート誌の編集、セミナーの企画運営などをおこなう。また、『日経流通新聞』『繊研新聞』などに定期的に寄稿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウチダ

0
BEAMSが半歩先をいくというスタンスで成功を遂げてきたこと。 アパレル、小売として、長くずっといい業績を上げていくには消費者の求めているもの提供するのが一番だけど、会社としてのこだわりとの折り合いをどうやってつけていくのか。2016/01/18

r_kagi

0
ビームスの歴史が学べた感じ.アパレルは特に消費者の変化が激しい,と感じた.最近は感じないけど,確かに少し前まで家電では技術をひけらかすのが目的のものも少なくなかったかな.ユナイテッドアローズのものも読んでみたい.2013/09/05

noboov

0
技術ありきで製品が作られる。身近だけじゃなくて世の中全般、こういう傾向が強いのか。ユーザありきであるべき。とはみんな理解しているんだけど、どうすれば良いかがわからないから、技術に頼っちゃうのかな?受ける受けないは別として、アピールはしやすいもんね。一方、消費者のニーズなんて幻想で明確な何かを提案していかなくてはいけない。難しいけど、ここからブレない事が大事なんだろうな。 ビームスとユナイテッドアローズってこういう関係性だったのか。あまり手にしない分野の本でちょっと興味深かったかな。2013/01/08

花椿

0
2009/10/10

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