内容説明
ユニットケアはどこから生まれたのか。国や県の指導からか。どこかの一施設長の発案からか。著名な研究者の研究からか。そのどこからでもない。ユニットケアは、特別養護老人ホームや老人保健施設といった介護の現場から生まれた。「介護現場を少しでもよくできないだろうか」という気持ちを持った現場が生みだしたのである。ユニットケアは現場のスタッフが、利用者の立場になって考え、実行へ踏み出すことから始まったのである。
目次
1 ユニットケアの理念
2 ユニットケアとは何か
3 ユニットケアのタイプ分類
4 ユニットケア導入のための3本柱
5 ユニットケアの環境づくり
6 寄り添うケアの方法
7 スーパーバイズの方法
著者等紹介
泉田照雄[イズミダテルオ]
特養・老健・医療施設ユニットケア研究会スーパーバイズ研究委員会委員長。財団法人長寿社会開発センター発行「ひょうひょう」編集長・季刊痴呆性老人研究編集長・ジャーナリスト。1963年東京都生まれ。早稲田大学卒。全国180カ所以上の高齢者介護施設を取材。日本で最も介護現場を取材している。高齢者介護の取材を続けるうちに、コミュニティワークの重要性に気がつき、奈良県十津川村とともに住民参画型の高齢者にやさしい街づくり計画を作る。地方自治体や財団法人から委嘱され介護、生きがい事業等の研究委員も務める
岩崎深雪[イワサキミユキ]
特別養護老人ホームいずみの園スタッフ。1953年大分県生まれ
小野寺道子[オノデラミチコ]
特別養護老人ホームせんだんの杜リベラ荘高齢福祉部長。1957年宮城県生まれ
藤沢千恵子[フジサワチエコ]
きのこ老人保健施設婦長。1951年生まれ。1984年より痴呆専門病院勤務。1996年より現職
黒岩永里子[クロイワエリコ]
特別養護老人ホームアザレアンさなだ入居事業課リーダー。1962年5月長野県真田町生まれ。92年4月「アザレアンさなだ」の開設を知り、開所と同時に介護職員としてこの仕事に就く
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