目次
序論 若者文化をどうみるか
第1章 若者のアイデンティティと友人関係
第2章 居場所化する学校/若者文化/人間関係―社会の一元化を乗り越えるための課題
第3章 若者文化と学校空間―学校の遮蔽性と生徒集団の統合性はどう変容したか
第4章 若者の性の現在と指導者ができること―学校における性教育をめぐって
第5章 弱くなる「ギャル」―「強めの鎧」と「がんばる」という適応
第6章 文化は労働につれ、労働は文化につれ―ヤンキー文化とブルーカラー労働の相互関係を事例に
終章 学校と若者文化―ささやかな提言
ブックガイド 何を知り、何を読み、何を考えるべきか
著者等紹介
広田照幸[ヒロタテルユキ]
日本大学文理学部教授。1959年広島県生まれ。南山大学講師・助教授、東京大学助教授・教授を経て、2006年10月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろとん
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若者論の教科書的位置付け。広田は若者文化の変遷について、浅野は多元的自己としてのアイデンティティを持つ若者の友人関係はむしろ濃密化していることを明らかにする。新谷は学校が居場所化する問題に対して、多元性の承認、自己の利益と「われわれ性」の自覚の必要性を説く。大田和は学校の遮断性が弱まり、学校に若者文化が流入、学校規範が弱まっていることを指摘する。 私の若者論に対する純粋な違和感、それは「うるせえ」である。おっさんがストリートダンサーやら"特徴的な"若者に少し触れたくらいで社会理論どっこい持ってきて単純化2017/09/25