内容説明
弘法大師・空海と仏像に会いたい…。その一心だけでスタートしたお遍路めぐり。四国と埼玉を行ったり来たりしながら、３泊４日。自分のペースでまわった２年半。仏像イラストレーター田中ひろみがつづった、「がんばらない四国八十八ヵ所めぐり」のエッセイ。
目次
お遍路スタート！発心の道場 徳島（霊山寺；極楽寺 ほか）
そろそろ慣れてきた修行の道場 高知（最御崎寺；津照寺 ほか）
道後温泉だぁ～菩提の道場 愛媛（観自在寺；龍光寺 ほか）
あと少しでゴール！涅槃の道場 香川（雲辺寺；大興寺 ほか）
いにしえに出会う道 高野山
著者等紹介
田中ひろみ［タナカヒロミ］
仏像イラストレーター。セツ・モードセミナー卒。ナース勤務を経て、フリーのイラストレーター＆ライターに。広告、雑誌、書籍で活躍中。あらゆる『なぜ』『どうして』を徹底的に調べ、本にしてきた。また、歴史に造詣が深く、「読売・日本テレビ文化センター」などのカルチャーセンターで、江戸の史跡巡り、仏像の見方の講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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千加
12
飾らない言葉で、ざっくり出来事を教えてくれてお遍路途中の私には参考になる。ひろみさんは空海が大好きで会えたらハグをしてほしいって。もともとは仏像好きで、お母さんの供養も兼ねて始めたそう。私は無作法だけれども、ひたすら負担なく行けるときに進めたいので何年かかるやら。主人が両親の死装束に八十八ヵ所の御朱印を押した白衣を着せてほしいと頼まれて。気持ちの問題だけれども、着せてもらえたら成仏できると信じてるのね。まだ３０年は元気なのに。 御参りは自分と向き合う時間。季節の花や仏様に出逢う素敵な体験。祈りは、心の軸。2021/04/18
Maybe 8lue
3
上手いわけじゃないんだけど絵が和むんだよね〜。宿坊ってどんな感じか知りたい方におすすめです。2013/12/24
青
3
現代日本で一番「旅」という言葉通りの旅ができるのはお遍路さんではないか？ と思いついて早数年。完全な歩き遍路だと30～60日かかるし、夏は暑そう、冬は寒そう、荷物も重そう・・・と、いろいろマイナス点が浮かんでしまって実行できずにいた。けれどこの本の著者は基本は歩きだけど歩きだけにこだわらず、車に乗せてもらったり電車に乗ったり。一気に通しての遍路じゃないから時間もお金もかかってるだろうけど、お遍路へのハードルを少し低くしてくれた。「四国のお母さん」を始めとして、いろいろな人との出会いもいい感じ。2010/05/01
jitchan
1
作者は最初歩き通すつもりだったのを、早くも第５札所で（！）断念。 それからは、バス・電車・タクシー・レンタカー･･･何でもあり。 従って、私の期待する遍路道での人々との触れ合いは、必然的に少なくなる。 筆力も金を取って売れるレベルになっていない。 記述が表面的で、紋切り型の底の浅い表現が多すぎる。 「きれい」「うれしい」「きびしい」「よかった」だけでは、 作者がそのとき本当に感じたこと、思ったことが伝わってこない。 イラストレーターという触れ込みだが、絵も稚拙で、とてもプロのレベルとは思えない。2013/01/05
