無添加はかえって危ない―誤解だらけの食品安全、正しく知れば怖くない

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901823821
  • NDC分類 498.51
  • Cコード C0036

内容説明

氾濫する『無添加食品』。本当のところはどうなの?正しく知って消費力アップ。風評被害を受けないためのコツ。

目次

第1章 無添加オンパレードの真相
第2章 食品添加物が嫌われるのはなぜ?
第3章 食品添加物のリスクはどのくらい?
第4章 食品添加物を使うのはベネフィットがあるから
第5章 「無添加こそが危ない」現実
第6章 “損する”無添加
第7章 リスクコミュニケーションが無添加問題を解決する

著者等紹介

有路昌彦[アリジマサヒコ]
近畿大学農学部准教授。(株)自然産業研究所取締役を兼務。京都大学農学部卒業、同大学院修了(農学博士)。大手銀行系シンクタンク研究員を経た後、民間研究所役員等を経て現職。専門は、食料経済学、食品リスクの経済分析、水産経済学、計量経済学、経営学。食品安全委員会各種事業、農林水産省の高度化研究事業(BSEに係るリスク管理の経済評価と最適化に関する研究)などの研究を手がけ、リスクコミュニケーターとしての活動の傍ら、地域再生や経営再建等のコンサルティングも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tokkun1002

3
2011年。このタイトルこそが著者の立ち位置。カラダの悪い方は読まないことだ。2024/02/17

ヨハネス

3
無添加と大きく表示はあるが、何を添加していないのか書いてない、などヘリクツと感じることが多かったです。無添加を謳えば売れるからむやみにそんな商品が増えたのだと著者は言うけど、あたしは逆だと思います。保存が利く食品、見た目が良い商品を求める人が多いからほとんどの商品は添加物を使っているのでしょ。野菜も小麦粉も化学物質だというなら人間の体もそうでしょ。先日読んだ「薬剤師は薬を飲まない」に、タミフル1錠でギラン・バレー症候群になってしまった人が紹介されていたけど、こちらは食中毒が原因になった例があるとのこと。2015/12/16

Yoko

3
無意味に無添加にこだわって損したり、保存料を必要以上に怖がって避けようとしたり、企業に意味のない無添加商品を作らせたりすることのないよう、大多数の国民が正しく知って判断できるようになるべきだということですね。添加物以外についても同じことだと思います。ただ、添加物について詳しく書かれてはいませんでした。とはいえ、やっぱり無添加の物が食べたいので、もっと安全な無添加商品が存在できる社会になっていって欲しいなあと思います。その為に皆がしっかり判断力をつけ、正しく怖がることができるようにならなきゃいけないですね。2014/06/28

momo

3
駆け足で読んだが面白い内容だった。添加物のリスクとベネフィットについて考えさせられる本。ただ「添加物は危険」と思い込むのではなく、それがないことで被る危険や無添加アピールの背景にも目を向けることの大切さがわかる。添加物以外にも言えると思う。2012/01/11

keroppi

2
添加物を危険視する本や報道が多い中で、真っ向から対抗するタイトルに引かれて読んだ。物事は、色んな面から科学的に冷静に見つめないといけないということですね。2015/10/26

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