内容説明
本書は、『日経マーケット・アクセス』が毎年年末に発行している『デジタル家電市場総覧』シリーズの特別企画として、デジタル家電の中長期市場に焦点を当て、日本のエレクトロニクス・メーカーが進むべき方向を解説しました。第1部~第4部は、『日経マーケット・アクセス』が2007年9月13日に開催したセミナー「ポスト北京五輪のデジタル家電市場―社会インフラの変化と電子デバイス動向から占う」で、講演して頂いた斯界の著名アナリスト/コンサルタントの方々に、講演内容をベースに書き起こして頂きました。さらに第5部として、『日経マーケット・アクセス』が独自に調査・分析したデータを基にシミュレーションした半導体メモリーの長期需要予測を掲載しました。
目次
第1部 総論―マクロ経済や社会インフラの変化から読む今後のデジタル家電市場(チャイナ問題、ジャパン問題;世界の放送・通信分野で、今起こっている変化 ほか)
第2部 半導体―2010年代に向けた半導体市場の変化とメーカーが勝ち抜くための道標(半導体市場動向と産業再生シナリオ;世界の半導体市況、3.0~5.1%の間で落ち着く ほか)
第3部 HDD―フラッシュ・メモリーvsHDD 2010年代に向けHDDはどう巻き返すか(HDD市場の概況;HDD市場の2008年以降の見通し ほか)
第4部 フラットパネル・ディスプレイ―2010年代に向けたフラットパネル・ディスプレイの新潮流(FPDの技術・市場・産業のトレンド;多様化するFPD技術とアプリケーション ほか)
第5部 半導体メモリー長期需要予測―2012年、NAND型フラッシュは32Gビット品が32億個、DRAMは2Gビット品が81億個に(NAND型フラッシュ・メモリーの長期需要予測;DRAMの長期需要予測)