ぽっかり穴のあいた胸で考えた―わたしの乳がん体験記

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901784955
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

40代、独身、パフォーマンス・アーティスト。“オンナらしさ”とは無縁、ピンクリボンキャンペーンにはなじめず、乳がんで解放感を味わうわたしって、どうよ?「ちょっと女からハズれてる」キャラの著者による、トランスジェンダー的がん闘病エッセイ。

目次

胸にぽっかり穴があいてしまった(胸にぽっかり穴があいてしまった;乳がん患者は三度泣く;坊主頭の言い訳 ほか)
ずっとあなたを見守っていた(ずっとあなたを見守っていた;ジョンペのアネサ;それぞれの立っている場所 ほか)
生存率、生きていれば一〇〇パーセント(諦めなさい;がんは宿主に似るのかもしれない;飾りじゃないのよ涙は ほか)

著者等紹介

高橋フミコ[タカハシフミコ]
1960年横浜市生まれ。美大受験のため浪人4年。スローな人生が始まる。東京造形大学卒業後、さまざまなアルバイトを経験しながら創作活動を続ける。1994年パフォーマンス・アートと出会い、以後創作活動の中心に。アジア諸国、欧州、北米のアート・フェスティバルに参加多数。2003年4月乳がんと診断される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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3
想像力の限界を感じる日々だけど "相手の立場に立って考えることを放棄した関係が「敵」です" という定義が 私には世紀の新発見のように感じた2019/11/02

YukoNexus6

0
再読本。最初は著者さんから素敵なメッセージ入りで寄贈された2006年。そして今あらたに読み直すと、彼女が乳がんに出会ったおよそ10年前から現在までに、医療の様がけっこう変わってるんだろうなぁ〜。と思った。女ジェンダーから外れがちなところは私の立場に似ているし、がんと同居することの恐怖や涙は、私にとっては10年超える持病の双極性気分障害体験に酷似してるなー、と自分の中であれこれ発見しながら読み返しました。2013/11/24

みき

0
よくある闘病記のように、無理やり前向きでもなく、じめっともしてなくたんたんと自分の状況をつづっていて面白かった。「乳がんは気が強い人がなる病気なのかと思った」には笑ってしまった。そうかもしれないし、なったから強くなったのかもしれないし。2013/07/07

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