ナイト・ウオッチ

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  • サイズ A5判/ページ数 549p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901784870
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

光と闇の超能力者がお互いを監視し、そのバランスで保たれている人類の平和。いまそのバランスがゆらぎはじめた…。災いをもたらす呪いのじょうごを鎮めよ!「運命の書」を書き換えろ!世界の運命を左右する強大な能力を秘めた少年イゴール、イゴールを狙うヴァンパイア、暗躍する闇の魔術師ザヴロン、偉大な女魔法使いの資質を持つスヴェトラーナ、ナイト・パトロール隊のボス=ゲセル、超能力者であるがゆえ苦悩する青年アントン…。光と闇の「異人」たちのおりなす骨太のドラマが読者を魅了する。世界を震撼させたロシア発バトル・ファンタジー。

著者等紹介

ルキヤネンコ,セルゲイ[ルキヤネンコ,セルゲイ][Lukyanenko,Sergey]
1968年カザフスタン生まれ。SF作家。ロシア国内で「遍歴者賞」「アエリータ賞」など数々の賞を受賞。『ナイト・ウォッチ』は、ロシア国内で映画化され『ロード・オブ・ザ・リングス』『ハリー・ポッター』を抜く大ヒットとなった

法木綾子[ホウキアヤコ]
東京外国語大学ロシア語学科卒。東京大学大学院修了。ロシア文学専攻。神田外語大学、東京海洋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Porco

19
薄闇っていうのが面白い。珍しいものではないのかもしれませんが。2018/06/19

ヤーマ

13
闇の異人と光の異人が現世界で人知れず争うストーリー。ロシアの作品なので世界観が独特。例えて言うならロシア版アンダーワールド(映画)って感じ。光の陣営は超能力で闇の陣営は魔法とヴァンパイア能力で戦う。B級ホラー映画のイメージでとにかく濃厚なストーリーに酔いしれる。日本では何故か児童文学になっているせいかイマイチ話題になってないが、これは名作だと思う。図書館で借りたが、できたら文庫化してほしい。2016/11/16

yos

5
異人(超能力者)達が、光と闇に分かれて闘う。もちろん光は善で闇は悪。なのだが。勧善懲悪かと思いきや、話はそう単純ではなく、光と闇は実は表裏一体、渾然としている。世の中に絶対的な善もなければ、絶対的な悪もないのである。陰謀と罠の交錯する独特の世界の中で、主人公は自分の進むべき道を必死で模索する。陰謀の中の陰謀の中の、さらに陰謀といった複雑さがあるが、難解ではない。スケールが大きく、魔法などの仕掛けもにぎやかで、読み応えがあった。ささいなことだが、名前でちょっと戸惑った。女かと思ったら、男だったり。2006/02/22

Ai

4
光と闇、善と悪の設定が曖昧過ぎて、あまりのめり込めなかった印象。この世界のルールも、都度都度小出しにされて、主人公が何のために動いているかがよく分からなかった。2018/11/26

inugamix

4
世界観は一癖あるダークファンタジーなんだけど、謎多き組織に属する自意識豊かな工作員を視点に据えた権謀術数サスペンスでもあり。よくわからないところがあっても、構成力とキャラクターの魅力で引っ張ってくれる。フリガナたっぷりなのは幅広い読者層狙いなのか児童ウェルカムなのか。エロ要素が少ないのでお子様も安心だし、単純な光と闇=善と悪の対立の構図を超えてるし、背伸びしたい子は気に入るかも。続きも読みたい。2009/10/20

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