天国の発見〈上〉1部=始まりの始まり、2部=始まりの終わり

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天国の発見〈上〉1部=始まりの始まり、2部=始まりの終わり

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  • サイズ B6判/ページ数 549p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901784832
  • NDC分類 949.33
  • Cコード C0097

内容説明

天使に課せられた任務は完了した。「モーゼの十戒の天上への奪還」は、いかにして果たされたか?ハーグの街角での、マックスとオノの出会い。すべてはそこから始まった。宿命、不思議な物語の始まり。

著者等紹介

ムリシュ,ハリー[ムリシュ,ハリー][Mulisch,Harry Kurt Victor]
1927年7月29日、オランダ、ハーレム生まれ。オーストリア・ハンガリー帝国生まれの父親は第一次世界大戦を将校として戦い、戦後、アムステルダムに移住。第二次世界大戦下には没収したユダヤ人の財産で運営される銀行の頭取となる。対独協力者として戦後、2年間の禁固刑。戦後のオランダを代表する三大作家の1人で、ノーベル賞候補にも名を連ねる。オランダでは全著作に対するP.C.ホーフト賞(1977年)をはじめ、数多くの賞を受賞。オランダ王国の受勲者でもある。77歳の現在も執筆活動の他、テレビ出演、海外での朗読会等、精力的に活躍をつづける。アムステルダム在住

長山さき[ナガヤマサキ]
1963年1月6日神戸生まれ。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。専攻文化人類学。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。以後、オランダに暮らす。アムステルダム在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

18
物語は天使の声で始まります。どのようにモーゼの十戒に関する任務を達成したのか? 天使の報告は1967年の冬、マックスとオノの出会いから。出会ってすぐに唯一無二の親友同士になった彼らにもう一つの出会いがあります。彼らの息子を産むことになるアダとの出会いです。上巻は3人の複雑な三角関係を中心に展開されます。結局アダはマックスとオノ、どちらが父親か分らない子を受胎し、オノと結婚。そして天使たちが待ち望む「運命の子」クインテンが生まれ下巻へ。モーゼの十戒はどのようにして取り戻されるのか、天使様のお手並み拝見です。2016/02/16

春ドーナツ

16
「**は手袋の指のようなものだ。だが**は裏側に引き込まれた手袋の指のようなものなのだ」(118-119頁)「熱い紅茶に角砂糖が溶けていくように、彼女の心はやわらかくなった」(165頁)収容所跡地でマックスは考える。「質問が答えで、答えが質問なのだろうか?」(187頁)「空高く、猛禽が飛んでいた。印刷の{のような形をして」(257頁){}=ブレース(英名)中括弧&波括弧(和名)。「思い出すんです。一度も起こったことのないことを思い出すんですよ。あなたがわたしの小説を読んだときにそうするように」(268頁)2019/03/04

きゅー

12
冒頭で、天国への「モーセの十戒」の回復が完了したという話がなされ、その経緯が天使によって語られる。ドイツ人の父とユダヤ人の母から生まれた青年、天才的な言語能力を持つ青年の二人が、一人の女性と出逢い、やがて運命の子が生まれる。上巻ではまだ曖昧ながら神と子と精霊という図式や、無原罪懐胎のモチーフが浮かび上がってくる。それに加えて、20世紀の文学における主要なテーマとしてのアウシュヴィッツが、そして分子生物学、宇宙物理学などの科学的知識や、絵画、音楽など様々な要素を包含して私たちを物語世界の深みへと誘っていく。2014/12/12

rinakko

5
素晴らしい読み応え。かなり分厚いのだが面白くて気にならなかった。天使に課せられた任務、モーゼの十戒の天上への奪還はいかにして果されたか――。片や言語学の陽気な天才オノ、片や女たらしの天文学者マックス。彼らは互いの存在にのめり込み、“二枚の鏡のような無限さ”が生まれる。そしてある日、チェロを弾く娘アダに会う。天使の巧緻な企みは、知る由もない地上においては運命の歯車が回る音そのもの。天使の待ち望む使者の誕生に漕ぎつける迄に、マックスとオノとアダの関係は、揺らぎ変化し物語の中を突き進む…待ちかねる何をも知らず。2010/09/15

umeko

4
分厚いし小難しい内容かと思いきや、読みやすくさっくり読了。運命の子クインテンが登場して、下巻へ。2012/05/29

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