内容説明
ビジネスは戦争だ。「チェアマン=主席」毛沢東のゲリラ戦論の企業戦争における応用例。
目次
第1部 ゲリラ企業(ゲリラ戦とは―法則を変えること;戦いとは;旧来の組織にもゲリラ戦法あり;通常選の中のゲリラ戦 ほか)
第2部 ゲリラ指導者(ゲリラ指導者の資質;ゲリラ指導者とは兵卒に属する者である;中央集権的指導体制;ゲリラは無政府状態にあらず ほか)
著者等紹介
ストリッカー,ガブリエル[ストリッカー,ガブリエル][Stricker,Gabriel]
ニューヨークを本拠に活動する経営コンサルタントで、専門はコミュニケーション。これまで、アメリカ航空、アジレント・テクノロジーズからカザフスタンやコロンビアの大統領まで、世界中の企業や政治家候補者のゲリラ・コミュニケーション・キャンペーンに携わっている。コロンビア大学、カリフォルニア大学ロサンジェルス校、および国際交流機関のインターナショナル・ディプロマシー・カウンシルで、政治研究、企業ブランドの確立、企業の位置づけに関する講義を持ち、ケーブルテレビのニュース専門チャンネル、FOXニュースとMSNBCのコメンテーターとして、政治や経済に関する論評も行う。カリフォルニア大学バークレー校において学士号取得、コロンビア大学において国際通商貿易の研究で国際情勢の修士号取得
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感想・レビュー
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がんぞ
2
マーケティング戦略、商品開発に毛沢東の戦術と共通するものがあるという意表のテーマを豊富な実例と秀逸なコラージュ漫画で展開している。アップルのスティーブン・ジョブスの“Think Different”ももちろん載っている。「強くあるより賢く」「自分の土俵で戦う」というような教訓はあらゆる組織に必要。「我々はゲリラであるには大きくなりすぎた」というデファクトスタンダードを狙う主体の自覚。かつてIBMは《規模の利益で生存していけるのではないか》という総務部的発想で長期的な流れへの注意を怠りサバイバル不利になった2012/01/03