内容説明
レンズが八つのメガネ、片足しか入らないズボン、…。そんなのヘンかな?ちがうかな?でもね…。中國絵本の「いま」をお届けする中國絵本館シリーズ。
著者等紹介
楊思帆[ヤンスファン]
絵本作家、イラストレーター。児童雑誌の編集や児童書の美術指導などをしながら、子どもの本のイラストや装丁デザインを手がける。現在は絵本作りに専念。『ぼくのへやに熊がいる』(文・黄宇)で、第3回豊子〓児童図書賞受賞。2018年ボローニャ・ブックフェアで、絵本原画展主賓国中国の「Dream」をテーマにした原画展に入選
中由美子[ナカユミコ]
長崎市に生まれる。縁あって中国語を学び、中国の児童文学と幸せな出会いをして現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
20
遠い方の新着棚で。すごく面白かった! 表紙の画像がなく、残念。かわいいし、デザイン的でオシャレ。あれあれ? レンズが8個のメガネや 足を入れるところが1つのズボン。ちがうかな? へんかな? いえいえ、違っていないし、変でもないよ。後書き「父さん母さんありがとう。ぼくの おもうままに描かせてくれて。だれもが『ちがうよ、ヘンだよ』っていってたのが、いまはみんなステキになったよ。」を読み、親の対応次第で、子どもの才能が開花するのだなと思った。2021/04/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
中国絵本館シリーズ6 同じもの(例えばメガネ)が複数あるなか、1つだけヘンなものが混ざっています。いったいなぜ?という疑問は次のページでスッキリします。1つ1つ確認しながら読みたいので、特別支援学級の選書候補にしました。2022/04/23
mntmt
11
違うのは、個性だし、おもしろい。2021/02/26
遠い日
6
やさしい黄色と水色とピンクがすてきなお話。みんなと違っていてもいいんだよ。違っていたらおもしろい。うふふと笑って、へんじゃないよと言いながら、出てきた生き物たちがみんなかわいい。2021/03/12
たくさん
1
発想の飛び方が新しく絵もほわっとする。普通の感性の二枚先を行くのが中国人の逞しさを表しているところがあって、裏の裏の裏をよんでいく四千年の中国の歴史の積み重ねを私は感じてしまう本でした。2021/03/07