出版社内容情報
立ち止まって遠くをながめると、何が見える…?
国際アンデルセン賞受賞作家・
曹文軒氏の心に語りかけるストーリーと、
デンマークノボーデ・ポールセン氏の
色彩あふれる絵が醸し出す不思議な世界。
子どもの豊かな感性を育む素敵な絵本!
曹文軒[ツァオ ウェンシュエン]
著・文・その他
ボーデ・ポールセン(Bride Poulsen)[ボーデ ポールセン]
イラスト
岩谷季久子[イワヤキクコ]
翻訳
内容説明
立ち止まって遠くをながめると、何が見える…?国際アンデルセン賞受賞作家・曹文軒氏の心に語りかけるストーリーと、デンマークのボーデ・ポールセン氏の色彩あふれる絵が醸し出す不思議な世界。
著者等紹介
曹文軒[ソウブンケン]
1954年中国江蘇省生まれ。北京大学教授。93年秋から95年春まで客員教授として東京大学に在籍。2016年度国際アンデルセン賞作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
かえるの一言が次々にいろんな動物に伝わってきます。 「目先のことで満足せずに、遠くまで見渡すことが大事なんだ」 最後にみんなで沈む夕日を見つめて感動していますが、それがこの本の答えではないような気がします。 視野を広げることで気づくことは沢山あるような気がします。 何もせずにただ遠くを眺めている図式はあまり好きではありませんが、鳥瞰するゆとりは必要でしょうね。 答えはそれぞれの動物に委ねた方が良いようにも思いました。2019/03/23
がらくたどん
21
アジアの作家さんの絵本に疎い。平成の末に上野の国際こども図書館にいらしていたのでお名前だけ。ご紹介のレビューを拝見し早速。曹文軒氏の文に各国の絵本画家さんが絵を付ける趣向のシリーズ。本書はアンデルセンのお膝元デンマークの画家さん。「国」を感じさせない内容なので違和感もないし何より柔らかな水彩画で描く自然が美しい。葉っぱの上で「遠くまで見渡してみる」事にしたカエル君。「何か見つけた?」と問われた答えが良い。「これっていうものは見つけてない」でも「見渡すことが大事」。哲学っぽいけどやり取りの伝播を楽しみたい。2021/10/02
しろくま
17
おお!こんな視点(生き方)もあるのか~!美しい絵です。そして、子どもたちはこの本から何を感じるのだろう?繰り返し出てくる言葉は、深い!気がする…。日々のルーティーンだけでなく、心に余裕をもって広い視野を持てたなら見える世界も変わってくるのでしょうね~。2018/10/30
いっちゃん
14
こどもにはちょっと難しかったかな。遠くまで見渡す…心に余裕がないとなかなかできないね。旅行に行ったときくらいしか、できてないかも。2019/06/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
ジッとどこか遠くを見つめるカエルの表紙。1つのメッセージを聞いた生き物たちが次々に伝えられ、最後はみんなが遠くを見る。けれどそこに人間はいない。2019/01/10