内容説明
マーケティング的視点からは、稀有なマーケットとして映る万年筆。その万年筆の付加価値を歴史と文化、そしてモノ造りという観点から新たに捉え直す。最終章では、万年筆を超えて歴史と文化、そしてモノ造りのエッセンスへと言及していく。そこからは、従来万年筆マーケットが見落としていたものが見えてくる。さらには、マーケティングが忘れかけていたものが浮かび上がってくる。
目次
1 テーマ別万年筆の解説(パーカー「スパニッシュ・トレジャー(スペインの財宝)」―深海のロマン漂う逸品は、世界初の限定万年筆。
パーカー「デュオフォールド・オレンジ(通称:ビッグレッド)」―多くの歴史的瞬間に立ち会ってきた万年筆の名品。
ウォーターマン「セレニテ」―万年筆のルネサンス&アール・ヌーヴォー。 ほか)
2 シリーズ万年筆の解説(音楽に関連した万年筆の逸品―音楽をテーマにした万年筆には「お洒落なイメージ」が漂う。;モンブラン「オマージュ・ア・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」―メモリアルイヤー以前から存在する定番ラインのミニペン。;モンブラン「ヨハン・セバスチャン・バッハ」―お洒落なクリップとクラシカルなイメージが共存する逸品。 ほか)
3 歴史・文化・モノ造りは万年筆を超えて(「ロレンツォ・デ・メディチ」解体新書Vol.1―幻の逸品!「ロレンツォ・デ・メディチ」の真実とは。;「ロレンツォ・デ・メディチ」解体新書Vol.2―幻の逸品「ロレンツォ・デ・メディチ」、彫金師8人の謎に迫る。;モンブラン「桜」と「ポンパドール侯爵夫人」―フランスとドイツの光と影、そしてマイセン「隙間の美学」へ。 ほか)
著者等紹介
渡辺順司[ワタナベジュンジ]
1991年にマーケティング企画・分析会社である株式会社インプレッションを設立。仕事柄、斬新な視点から商品や物事を見つめ独自の写真表現と個性ある評論的解説を実践する。万年筆に対しては、真のモノ造りを理解するための格好の題材であると捉えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
丸々ころりん
ブラフ
マカロニ マカロン
takehiro