内容説明
本書は、「医薬品の結晶多形と晶析」をテーマとし、基礎的なところから、実用性、科学性、工業化、レギュレーションに関わる内容を含めて書かれたものであり、製薬のCMCに関連している。本書にまとめられている「結晶多形と晶析」に関する考え方、科学、技術は、医薬品のマテリアルサイエンスに関わる研究者や技術者だけでなく、一般的の化学産業全般の研究や製造にたずさわる方々にも役立つものである。
目次
結晶の基礎
多形評価と各種分析装置
結晶の分子状態評価
結晶多形現象(脂肪酸の結晶多形とそのエネルギー的考察;医薬品開発において見出された結晶多形の物理化学的研究;メソソルビニルおよび脂肪グリセリドの結晶多形現象)
疑似結晶多形(水和物・溶媒和物)の事例
塩・結晶形の検討、原薬並びに製剤化研究まで
晶析法と装置・操作の設計
安定性
結晶多形に関する申請に関して
著者等紹介
芦沢一英[アシザワカズヒデ]
エーザイ株式会社
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