内容説明
この本では、電気・電子工学の基礎的なものに限って、その概説を行うことを試みる。電気・電子工学の基礎も時代とともに変化し、電気回路、電気磁気学、電子回路、電子物性工学、情報工学の基礎などがその基礎科目としてあげられる。後者3つの科目は色々な形で電気系以外の学科や、教養の物理で講義があることを考え、ここでは電気回路を中心とした電気工学概論の教科書を作成することにした。
目次
第1章 直流回路
第2章 独立な方程式を求めるために
第3章 直流回路の諸定理
第4章 回路の計算に必要な電気磁気
第5章 交流回路
第6章 電気計測
第7章 電気機械変換
問題解答
著者等紹介
仁田旦三[ニッタタンゾウ]
1944年8月2日生まれ。1967年京都大学工学部電気工学第二学科卒業。1972年京都大学大学院博士課程単位取得退学。1972年京都大学工学部助手。1980年京都大学工学部助教授。1996年東京大学大学院工学系研究科教授。電気学会、低温工学協会、IEEE等会員、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さつき
0
「簡潔に(分かる人にはほとんど無駄なく)書かれているため,電気工学という分野を,自分の物理と照らし合わせて読んでいくことができる.」 と言える人は知識がある. 間違えすぎててひどい.ある程度物理が分かる人は,直しながら進むことができる.そうでない人は触らないことを勧める. 一応,サイエンス社webに正誤表もあるようだが,載っていない間違いもある.第7章は読むに値しない. 新シリーズの第一巻だから無理やり発表/期日に間に合わせる,というようなことがあるのだろうか?原稿段階であるような記述が多いと見える.2016/08/22