内容説明
仏教とイスラム教は、キリスト教とともに「三大普遍宗教」と呼ばれている。その理由は、それぞれに開祖がおり、開祖の教えを中心に教団が形成され、地域や民族を越えて世界の人々に信仰されるようになった宗教だからである。異なる志向性を持つ仏教とイスラム教も、違いを知るためには、それぞれの“共通点”を知ることが不可欠なのだ。ブッダとムハンマド―「宗教の改革者」という開祖の生涯をはじめとし、「行動や実践」を重視した道徳と戒律の起源などを比較しながら、仏教とイスラム教の違いを、日本人の立場に立った視点で明らかにする。
目次
はじめに ブッダとムハンマド―二人の救済者の生涯
第1章 開祖の生涯(ゴータマ・ブッダとその時代背景;ムハンマドとその時代背景)
第2章 戒律と慈悲(仏教とイスラム教育の道徳;仏教における道徳と「戒律」;道徳となった戒律;イスラム教の道徳)
第3章 他者への働きかけ
第4章 イスラム神秘主義
著者等紹介
保坂俊司[ホサカシュンジ]
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。現在、中央大学総合政策学部教授、ならびに早稲田大学政治経済学部講師。東方研究会、東方学院講師。専門は比較宗教学、インド思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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開祖の生涯:ブッダ ムハンマド 出家 悟り 啓示 瞑想 洞窟 菩提樹 教義と救済:四つの真理 八つの正道 コーラン 信仰 自己解放 神の意志 救済 苦行 戒律と道徳:戒律 慈悲 道徳 共感 行動規範 神の命令 精神修行 倫理 社会と宗教:共同体 平等主義 他者配慮 助け合い 社会貢献 相互扶助 慈善 教育 文化と思想:スーフィズム 神秘主義 セマー 合一 哲学的融合 他宗教交流 多様性 共存 宗教比較:内面重視 外面行動 社会規範 精神探求 唯一神信仰 自己修行 社会調和 開祖比較2025/03/28
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