グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901679855
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

内容説明

Web2.0は不条理なユートピア?『不都合な真実』は都合よく『アルゴアのペンギンの大群』にあざ笑われ、復活祭のウサギは悪逆非道を繰り広げ、あまたの匿名ブロガーが世論を形成していく―。世界は何を得て、何を失おうとしているのか。Web2.0の本質と、思想と、ジョークみたいな不条理な現実。

目次

大いなる誘惑
高貴なアマチュア
真実と嘘
音楽が死んだ日
モラルの混乱
『1984年』version2.0
ソリューション

著者等紹介

キーン,アンドリュー[キーン,アンドリュー][Keen,Andrew]
シリコンバレーの起業家で、文化、メディア、テクノロジーに関する論客である。ウィークリー・スタンダード誌、ファースト・カンパニー誌、サンフランシスコ・クロニクル誌、フォーブズ誌、ZDネットなどに寄稿している。Audiocafe.comの創設者、代表、CEOとして、エスクァイア誌、インダストリー・スタンダード誌をはじめとする多くの雑誌や新聞に紹介されている。インターネット番組AfterTVの司会者としても人気で、ラジオやテレビへの出演も多い。カリフォルニア州バークレー在住

田中じゅん[タナカジュン]
団塊世代のプログラマー、翻訳家。ビジネス書、ITもののほか、社会心理学書を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テキィ

1
アマチュア礼賛による文化の衰退を憂えているけど、最高の技術は常に失われている。ローマはすでに衰退期にある。ローマは良いシードを近接した他文明へ残せたが、世界が直結した現代では適度に隔絶した別の平行した文明もなく、全部アウト。地方ごとにブロック化して生き残るしかないよね。まさに応化クロニクルな近未来。2008/12/14

b & c

0
2006年はYouTubeが16.5億ドルでGoogleに売却された一方で、タワーレコードはわずか1億3430万ドルで売却され、大手新聞社で大量解雇が行なわれたりと激動の年だったことがわかります。アンチWeb2.0の意見は耳が痛いのですが、社会的コンセンサスが真実を作り変える可能性があることなど留意すべき点が多かったです。2010/02/28

lupin14

0
=) web2.0によって社会の構造が劇的に変化して、闇の部分をうきぼりになってきていることが理解できた。サイモンの「web2.0の流れには逆らえない。」の一言が印象的だった。2008/08/19

たまい

0
10年以上も前の本!yomoyomoさんの『情報共有の未来』で言及されていて、歴史の本という感覚で読んでみた。  述べられている懸念の多くは、ひょっとすると本書のおかげもあってか、この10年で解決されてきたはず。  少しひっかかる点として、エリート主義とアマチュアへの嫉妬が本書の主張の根幹にあると思えなくもない。とはいえ、2016-17年のキュレーションメディアに関わって辟易した身としては、アマチュア礼賛のMIAUや匿名ウィキ文化よりは著者の主張に共感するところが多い。2020/01/03

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