戦災復興の日英比較

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  • サイズ A5判/ページ数 312,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901654838
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3020

内容説明

第二次世界大戦は、近代技術の粋をきわめた兵器を大量に使用し各国の諸都市に大規模な破壊をもたらした。日本とイギリスの戦後再建期に関しては、かなりの研究蓄積があり、関心も高まりつつある。しかし戦後再建の中で重要なテーマである戦災都市の戦後復興の歴史研究は少ない。日英両国は破壊された都市の再生のためにいかなるヴィジョンにより戦後復興を計画し、実施するなかでどのような困難に直面し、いかなる計画案を実現していったのか。両国は独創的・抜本的な復興計画を戦後再建の重要な柱として展開していった。両国の理想を追求した復興計画は政府の圧力により縮小せざるをえなかったが、計画の後退を通して、日英における重大な相違が浮き彫りにされる。イギリスでは中央と地方とのせめぎ合いがあり、日本ではせめぎ合いの余地はほとんどなく、都市計画における民主化や新しいシステム構築の欠如が問題であった。計画の作成から実施までの過程を、より広い政治的・経済的・社会的なコンテクストに位置づけ、実証的に比較・検討することにより、戦後史研究に新たなページを開く画期的業績である。

目次

戦災復興研究の意義
第1部 イギリスの戦災復興(挫折した理想の評価―イギリスの戦災復興;インナー・シティの復興―ランズベリーの事例;イギリスを代表する壮大な実験―コヴェントリーの復興;保守的な復興政策の帰結―ポーツマスの事例)
第2部 日本の戦災復興(なされなかったシステムの改革―日本の戦災復興;幻におわった理想―東京の復興計画;拒まれた現実路線―大阪の事例;戦災復興の政治問題化―前橋の事例)
戦災復興の歴史的意義

著者等紹介

ティラッソー,ニック[ティラッソー,ニック][Tiratsoo,Nick]
ロンドン大学経営史研究所客員研究員、前ルートン大学イギリス現代史教授

松村高夫[マツムラタカオ]
慶應義塾大学経済学部教授

メイソン,トニー[メイソン,トニー][Mason,Tony]
デ・モントフォート大学歴史学教授、前ウォーリック大学社会史研究所主任研究員

長谷川淳一[ハセガワジュンイチ]
大阪市立大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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大森黃馨

3
私が嘗て東京に住んでいた頃上京前のイメージとは異なり建物のおんぼろ振りに愕然としたものだった今日上京しても悪化こそすれ改善はしない近日のこの世の情勢から東京はこのまま腐海に沈んでしまうのではないかという不安にすら駆られるもし時を超えて当時の復興に関わり助言ができるならは「改めて都市を新陳代謝しうる更新しうる能力や余地を与える事」を提言したい 2022/10/05

鵐窟庵

3
本書ではイギリスと日本の戦後復興の都市計画について事例の比較が行われている。両国とも当初は大きな都市の理想像を提示しながらも、現実の住民の反対運動や政治闘争に巻き込まれて、完全な形で遂行されることはなかったが、現在に至る重要な都市空間や都市政策など連続性を持っている。日本の事例は有名なものが多かったが、イギリスの事例ではランズベリーやコヴェントリーなど知らない事例が多かったので、新鮮な点が多かった。詳細な研究である一方で、都市の事例が部分的に偏っていること、図表がもっと欲しかったなどの点はある。2020/04/19

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