内容説明
もしデカルトがタイムスリップして現代に生きていたなら、彼はその主著『省察』をどのように表現したであろうか。本書は『省察』の単なる翻訳ではない。著者は『省察』を現代人の生活意識や生活感情のなかに蘇らせようと、特殊な概念を使わずに明晰な日本語により再現しようと試みる。『省察』に働いている論理を歪めずいかに正確に、理解可能な表現として現代の人々に届けられるか。著者の40年に及ぶデカルト研究の結晶である。
目次
第1省察 疑うことのできるもの
第2省察 始まりは知ること
第3省察 私を真上に超える
第4省察 われわれにとっての真と偽
第5省察 物質的なものの本質
第6省察 身心の区別と物理学
著者等紹介
村上勝三[ムラカミカツゾ]
1944年に生まれる。東京大学大学院博士課程満期退学。東洋大学文学部教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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