五柳叢書<br> ベケットのほうへ

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ベケットのほうへ

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901646390
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0395

内容説明

絵画とのかかわり、晩年のヴィデオ作品まで、ベケットの生涯にわたる独創性を多面的に読み解き、“不条理劇のベケット像”という定説をくつがえす。

目次

ベケット再考(言葉の死、言葉は死、しかし;絵を見るベケット)
作品の考察(『伴侶』、声の裂開;ベケットの散文―『見ちがい言いちがい』をめぐって;『モロイ』、果てしなき旅;『マロウン死す』、臨死の位相;『名づけられないもの』、最小と無のあいだ)
言語対演劇(言語は演劇の敵なのか;三つの演劇、言葉との抗争―アルトー・ベケット・ジュネ)
ドゥルーズとベケット(イメージからイメージへ;犬の思考;「進化」という果てしない問い―高橋康也『サミュエル・ベケット』について)

著者等紹介

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年島根県生まれ。哲学、現代思想、フランス文学などが専門。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ベケットの絵画論を辿るところが特に面白い。「風景を擬人化してはならぬ」「そもそも「自分」が、自分自身の「生」とさえ相容れない。自己は、風景という生命現象と相いれず、自分自身の生とも相いれないという厳しい違和感が示されている。それなら風景画など不可能で、画家は、ただ風景画の「不可能性を描く」だけだ。画家にできるのは、描くことを妨げるものを描くことだけだ」2021/12/27

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