内容説明
「ダンサーは見られることに耐えるための仕掛けをからだに持っている」なぜ踊るのか、という問いを抱えて30年。「天使館」から「枇杷系」へ、コンテンポラリーダンスの旗手が綴る、からだという坩堝の中のかたち、動き、思考、感情。
目次
はじめに 翔ぶ娘
1 ダンスの発明(発生する記憶;FATHER ほか)
2 蒔かれた種―舞踏について(シ・ブ・サ・ワ・タ・ツ・ヒ・コ;天使館という場所;到来する舞踏)
3 果実になる旅(バルセロナからはじまった;パラム―風の踊り;サンクトペテルブルグやチェンナイで)
4 印象の食物たち(コラージュの夢;映像の魅力;歌を翼に変えて;ピナ・バウシュがやって来る;花のように神楽)
終わりに 踊ること・踊らないこと
著者等紹介
山田せつ子[ヤマダセツコ]
長野県生まれ。舞踊家。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科教授。明治大学演劇学専攻、在学中に、笠井叡に師事。初期「天使館」にて舞踏を学ぶ。その後、1977年よりソロダンス活動を展開し1989年~ダンスカンパニー枇杷系「BIWAKEI」を主宰、現在はディレクターとして関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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