内容説明
生活そのものを考えることこそデザイン―1944年、ソウルで敗戦をむかえた7歳から、2004年、武蔵野美術大学を退任するまでの日々の記録でつづられる異色のデザイン史。
目次
第1章 子どものまなざし―戦争と私
第2章 デザインのゴールデンエイジ―六〇年代の青春
第3章 暮らしのプロダクトデザイン―家電デザイン室から
第4章 かわる大学・かわらぬ大学―ムサ美での三〇年
第5章 源流をたどる―鍔師の末裔として
終章 生活とデザイン
著者等紹介
網戸通夫[アミトミチオ]
1936年10月1日、朝鮮半島の南端、全羅南道・麗水(ヨース)にて出生。1961年、武蔵野美術短大デザイン科・工芸デザイン専攻卒業。1963年、武蔵野美術学校本科・工芸工業デザイン科ID専攻卒業。八欧電機株式会社入社、家電事業部配属。1969年、株式会社ゼネラル・家電事業部デザイン室チーフデザイナー。1973年、同社・家電事業部デザイン室室長。1975年、同社・退職。1975年、武蔵野美術大学専任講師就任。1978年、武蔵野美術大学助教授。1984年、武蔵野美術大学教授。1999年、短大生活デザイン科主任教授、基礎デザイン学科専任を兼担。2001年、短大収束にともない造形学部基礎デザイン学科専任教授に正式就任。日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)正会員。日本生活学会会員。基礎デザイン学会会員。文部科学省・高等学校教員資格認定試験、デザイン部門専門委員を歴任。文部科学省・高等学校教科書「デザイン技術」編集および審査委員、「デザイン製図」審査委員
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