アメリカ本土を爆撃した男―大統領から星条旗を贈られた藤田信雄中尉の数奇なる運命

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901622806
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0031

内容説明

全米を震撼させた男に、なぜ大統領は星条旗を贈ったのか?

目次

第1章 老兵の追憶(青天の霹靂;グラマンを撃墜;老骨に鞭打つ ほか)
第2章 米本土ヲ空襲セヨ(征途につく;米商船を撃沈;第一次米本土爆撃 ほか)
第3章 昨日の敵は今日の友(特攻隊を率いる;まさかの敗戦;平成の運動会 ほか)

著者等紹介

倉田耕一[クラタコウイチ]
昭和27年、秋田市生まれ。業界紙記者を経て昭和63年、産経新聞社に入社し、秋田支局、水戸支局、東京本社などに勤務した。現在はフリーランスとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Willie the Wildcat

62
伊25から出撃しオレゴンの山中!?知らなかったなぁ。戦争を決して肯定する訳ではないが、氏の飛行技術と根性は見上げたもの。加えて、戦後の”交流”がとても清々しい。藤田氏の人柄と真摯な姿勢の賜物。”刀”への交錯する複雑な思いにも共感。無論、それに応えるブルッキングズ市民の方々の心も無私。誤解を恐れず言えば、雨降って地固まる。友好関係を是非更に発展させて欲しい。それにしても、『ルックアウト空襲』とは、粋な名称とも言える。2016/07/20

KAZOO

40
このホームページでの読み友さんの紹介でこの本を読みましたが、このような人物がいたことを初めて知りました。薄い本ですぐ読めてしまいますが、時間を昔の戦時中と現在での生きざまを描いていて感動するものでした。今の若い人にこのような人がいたことを少しでも知ってもらいたいと思っています。2014/12/28

mj

26
タイトル通りの海軍航空機乗り、藤田信雄元中尉の伝記。特攻隊の生き残りでもあった。元産経新聞記者の著作だけあって、事実を捻じ曲げず、あったことを淡々と記述するスタイルで読みやすかったです。神風特別攻撃隊についても少し触れてありました。お前に作戦用兵のなにがわかると叱られそうですが、胸の悪くなる攻撃方法です。既に決着がついてしまっているなかで、生きて帰って来いよという大人の声が過半数を占めることがなかったのは、痛恨事です。2018/08/26

いちろく

24
図書館本。大戦中、唯一アメリカ本土を爆撃した藤田信雄の戦前と戦後の生き様を綴ったノンフィクション。戦後、償いと日米間の友情と平和の架け橋として、個人での自主的交流をした姿には、日本人の一人として敬意を払う。また、彼の武勇と贖罪、そして日米間の架け橋としての活躍を日本以上に讃え、歓迎したアメリカという大国の凄さも感じた。2015/01/10

ドナルド@灯れ松明の火

21
どうして、日本という国は、国の為に戦った人たちを蔑ろにするのだろう。戦争に行かなかった人たちを中心に戦争を現場で戦い生き残った人たちに対する評価が低すぎるのではないか。戦後戦犯を免れ黒幕になったような人は除くけどね。伊25号の艦載水上機で唯一米国本土を爆撃した飛行士が、戦後米国で歓迎を受け、交換留学生を自費で迎え、ブルッキングズ市の名誉市民までなったのに、日本政府は日米友好にも貢献した藤田中尉を顕彰しないのは理不尽だと感じた。 お薦め2015/02/07

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