内容説明
この小説は、六代将軍家宣・七代将軍家継の最高顧問として「正徳の治」とよばれる政治改革を推進してきた新井白石がかかわった「川越寡婦疑獄事件」と「キリシタン・バテレンのシドッチ取り調べ事件」という二つの事件を通して、近世の日本人がキリスト教や西洋諸国とどのように向き合ってきたかを、史実とフィクションを交え描き出そうと試みたものである。
著者等紹介
坂本陽明[サカモトヨウメイ]
カトリック・マリア山荘霊性センター担当神父。1947年生まれ。中国台湾、タイなどの大学で日本経済と日本文化を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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