内容説明
独学の人類学者・鳥居龍蔵を追って中国雲南へ、武田家金掘衆の隠れ里・黒川金山へ、はたまた京都で「鬼の子孫」八瀬童子を調査する。歴史・民俗・文学の知見に、現地での考証を踏まえた歴史ノンフィクション12篇。
目次
アラン島―アイルランドの魂
歌垣の原郷―鳥居龍蔵と雲南の少数民族
攘夷と鎮魂―東北の鬼たち
異人の島―仁右衛門島異聞
金掘衆が伝えた春駒―多摩川源頭部のかくれ里
赤ひげ浅田宗伯―最後の漢方医
鬼の子孫―八瀬童子の里
在日と沖縄と被差別部落と―大阪環状線番外地
鷹の舞う空―谷川健一氏豊前取材同行の記
人類共生の夢―「新しき村」今昔
棄民と先住―サハリン銀河紀行日誌
サダン・トラジャの死者儀礼―アジアの地中海から
著者等紹介
前田速夫[マエダハヤオ]
1944年、福井県生まれ。民俗研究者。東京大学文学部英米文学科卒業、新潮社に入社、文芸編集者として雑誌『新潮』編集長などをつとめる。著書に『余多歩き―菊池山哉と人と学問』(晶文社、読売文学賞受賞)などがある。「白山の会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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