内容説明
若いころ、登山に人生の意味を見つけ出そうとした者たちが、年老いてその夢を果たそうと期し、あるいはまた、一度夢は果たしたが、もう一度新たに夢を見たいと思いなおし、平均年齢六四歳という老齢者登山隊を組織して、カムチャツカ半島最高峯クリュチェフスカヤに挑戦した記録を書いたものである。
目次
序章 出発まで
第１章 新たな出発二〇〇一年夏
第２章 ペトロパブロフスク・カムチャツキー
第３章 さらに奥地へ―エッソ村
第４章 憧れのクリュチェフスカヤへ―アタック・キャンプ設営
第５章 頂上攻撃
第６章 下山―挑戦、応答そして変化
第７章 遙かなりクリュチェフスカヤ
終章 クリュチェフスカヤそして我が友よ
著者等紹介
藤本栄之助［フジモトエイノスケ］
１９３６年、熊本県菊池市生まれ。京都大学理学部卒業後、旭化成工業（株）入社。現在、旭有機材工業（株）監査役。著書に『我が巡礼―島原原城への旅』（「宮日出版文化賞」受賞）ほか。京都学士山岳会（ＡＡＣＫ）所属。２００２年８月、モンブラン４８０７ｍ登頂成功
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