内容説明
十津川警部の大学時代の友人・岡部が妻殺害の容疑で逮捕された。現場は旧婚旅行先の九州・高千穂だった。十津川は無実を訴える岡部から事件打開の協力を要請されるが、都内で起きた事件の捜査を担当することになったため、九州には赴けなかった。結局、二人の共通の友人で弁護士の小沼と商社マンの中田が代わりに出向き、状況を十津川に知らせることになって…。九州と東京で起きた二つの殺人事件の関連は？友情と殺意が織りなす意外な展開！鉄壁のアリバイを崩す十津川警部の推理が冴える傑作ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎［ニシムラキョウタロウ］
１９３０年東京生まれ。６５年「天使の傷痕」で第１１回江戸川乱歩賞を受賞。６７年「太陽と砂」で総理府主催の２１世紀の日本創作募集に入選。８１年「終着駅殺人事件」で第３４回日本推理作家協会賞受賞。幅広い視野でミステリーを書き続けてきたが、鉄道トラベルミステリーで新境地をひらき、特に十津川警部シリーズにより斯界の第一人者となる
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