出版社内容情報
倫理は科学の暴走を制御できるか―。クローンと臓器移植、先端生殖医療、安楽死と自由、性と法の関係など、現代科学と倫理の葛藤を考察し、すべての市民と科学者がもつべき良識を説く。フランスの著名科学者による科学エッセイ。
倫理は科学の暴走を制御できるか―。
クローンと臓器移植、イデオロギーとしての遺伝学、限界なき生殖医療、安楽死と自由、性と法の関係など、現代科学と倫理の葛藤を考察し、すべての市民と科学者がもつべき良識を説く。「お前は理性的かつ人間的であれ」という、自殺した父の遺言の意味を半生をかけて考え抜いた遺伝学者の科学エッセイ。
はじめに
序 章 科学の進歩とその逸脱
ヒト胚の見方/治療のためのクローン技術は可能か/「遺伝子信仰」の荒波/生命に意味を与える
第1章 「私」はいかにしてつくられたか
父と母の家系/思春期の一言/革命を夢見たころ/医者になる/父の自殺と遺言の謎/臨床医から研究者へ/優れた女性たち/わが愛情生活の破綻 53
人間の条件/倫理に普遍的な基盤はあるか
第2章
内容説明
倫理は科学の暴走を制御できるか。クローンと臓器移植、イデオロギーとしての遺伝学、限界なき生殖医療、安楽死と自由、性と法の関係など、現代科学と倫理の葛藤を考察し、すべての市民と科学者が持つべき良識を説く。自殺した父の遺言の意味を半生をかけて考え抜いた、著名な遺伝学者の科学エッセイ。
目次
序章 科学の進歩とその逸脱
第1章 「私」はいかにしてつくられたか
第2章 自由と尊厳のせめぎあい
第3章 法と倫理は両立するか
第4章 生殖医療の見えない限界
第5章 ヒトは遺伝子の奴隷か
第6章 科学が精神に入りこむとき
第7章 脱人間的な、あまりに脱人間的な
第8章 逸脱した医学の堕落
著者等紹介
カーン,アクセル[カーン,アクセル][Kahn,Axel]
1944年生まれ。医師、遺伝学者。12年間にわたり国家倫理諮問委員会のメンバーを務める。現在、国立保健医学研究所研究部長ならびにパリ・デカルト大学学長。本やテレビを通じて生命倫理やバイオテクノロジーについて意見を述べ、啓蒙活動を展開
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年生まれ。立命館大学経済学部卒業。翻訳家として多くの話題作を提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
メルセ・ひすい
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